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009・・・BOYS BE・・・新恋愛白書 イタバシマサヒロ/玉越博幸  全32巻

週刊少年ジャンプで桂正和が思春期の少年たちをやきもきさせていたころ、ライバル誌の喧嘩や推理がメインだった週刊少年マガジンで、なが〜く連載されたのが、このBOYS BE・・・です。
コミックスの表紙には、このようにかわいらしい女の子が描かれていて、男の子達はそれだけでも買ってしまいそうになる危うさを持っています。
内容はというと、ごく普通の男子と女子の恋物語。男と女ではなく、男子と女子というのがポイントです。あとは、すべて髪型以外が同じ女子キャラ(男子キャラはほとんど見分けがつきません)、あまりにもベタベタなストーリー、20P前後の1話完結型にもかかわらず、最後のほうになると妙な満腹感を感じてしまう甘ったるさ。そして少年誌独特の極めて軽いHな描写。ここまでツボを抑えていながら、2ndシーズンなるまったくの続編を連載、さらにキャラを固定したL−COOPなる3杯目までも製作してしまうのですから、よほど人気があったんだなと思います。
しかし、1巻から32巻まで一気に読んでみると、もう恥ずかしくて恥ずかしくて。大人になった今では、読めないよって感じです。少年誌限定の何かがありますね、この作品は。
しかしまとめて読んでみると、4回くらい作者が変わってるんじゃないかって思うくらい、絵が変わるんですよね(笑)
まぁ、時代によって女の子のファッションや好みなどに流行があるのは当然なので、漫画の世界でも当然といえば当然なんですけど、あまりにもルックスに変化があるので驚きます。
1巻の頃から、【女の子】を描く能力は長けていたとは思います。常にその時代の男の子が、どんな女の子を理想とするかを、的確に捉えて進化させた結果だと思っています。
昭和の女の子から平成の女の子まで、常に描き続けて、ゲームにアニメにもメディア展開されて、いつの時代の中学男子を萌えさえてきた功績は大だと思います。
さて、今回の台詞賞というか、エピソード賞かな?コミックス3巻に出てくるクリスマスプレゼントのお話なんですけど、なかなかキスさせてもらえない男の子が主人公。で、クリスマスの日に、彼女は頭のリボンを指差し、こう言います。

もうひとつプレゼントがあるんだ

ベタやなぁと思ってはいけません。この後にどんな展開が待っているのか、わかっていてもページはめくらなければなりません(笑)
これこそBOYS BE・・・なのですから(笑)
そしてこのベスト台詞賞のあとに、二人はキスするのでした。

「はい、クリスマスプレゼント」

好きなキャラTOP3

1位:世良さん
苗字だけであのキャラかとわかったら神認定w

2位:田中さん
田舎の高校野球のマネージャーって感じが○

3位:マミさん
マフラーのお話の人です。 元祖ツンデレ?

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