Q.E.D.―証明終了 (1) (月刊マガジンコミックス)

管理人が選ぶ名作漫画100選

012・・・Q.E.D−証明終了−　加藤元浩　連載中

個人的に1番おもしろいと思えるミステリ漫画が、このQ.E.D−証明終了−です。
主人公はMITを15歳で卒業して、日本の高校に再入学した高校生、燈馬想。そんな変わり者と一緒に事件に巻き込まれ(自ら首を突っ込む)、水原可奈の2人がいろんな事件を解決していきます。
この作品が際立っているのが、推理するという楽しさを十分に味わえること。
問題パートと解答パートに分かれていて、燈馬君がQEDと言った次のページから、解答パートが始まります。
問題パートのラストには、読者に考えてほしいことがさりげなく書いてあります。
手紙を送ったのは誰なのか？
凶器はどこに消えたのか？
など、これらの問いに、答えられるヒントは問題パートに必ず隠されています。それらを見つけ、推理する楽しさは、他のミステリ漫画と比べると群を抜いています。
お話も1話完結型で、1巻に2話収録されていますので、巻を跨ぐこともなく、またどの巻からでも楽しく読むことが出来ます。
とにかく金○一やコ○ンを読んだことがある方なら、1巻だけでも手にとって読んで欲しいと思う1冊です。

では、この漫画のベスト台詞賞は、主人公の燈馬君が毎回決め台詞として言うこれにしましょう。

「Q.E.D　証明終了です」

好きなキャラTOP3

1位：水原可奈
好感が持てるように大事に描かれてますねw

2位：燈馬想
学園祭狂想曲あたりから感情が出てきましたね。

3位：アニー
魔女の手の中には素晴らしいお話でしたし。

これは偶然であった1冊でした。
推理漫画で面白いと思えるものがなくって、なんとなく手にとって読んでみたのがQEDでした。
1話目のミネルヴァの梟は、そんなにすごいと思わなかったんですけど、2話目の銀の瞳の出来が素晴らしかったんです。
これはおもしろいと思って、それ以降全冊揃えてます。
完璧に推理できたときの爽快感は、もうたまらないものがありますよ。
オススメは、1巻の銀の瞳、9巻のゲームの規則と凍てつく鉄槌、10巻の魔女の手の中に、12巻の虹の鏡、26巻の共犯者、27巻の立証責任でしょうか。
推理する楽しさは銀の瞳やゲームの規則などが向いてます。ミステリとして読むなら、凍てつく鉄槌はラストにおぉっと言ってしまうと思いますよw