いったい何度見ただろう?
子供が見て楽しいジブリ作品のなかで、唯一と言っていい大人にならないと理解できない作品ではないだろうか?

実際、僕がこれを最初に見たのは、まだ学生の頃。
田舎などに憧れもないし、毎日学校に通うだけの日々。
監督の伝えたいことはもちろん、タエ子の考えなんかもさっぱりわからなくって、全然面白くない作品だった。

それから2年に1回のペースで放送される中で、だんだん新しい面白さと言うか伝えたいことが発見できてきた。

人は過去から逃れることは出来なくて、振り返ればいつでも昔の自分を思い出すことが出来る。

動こうという気持ちさえあれば、なんだって出来る。

小さい頃にわからなかったことも、大きくなればわかることもある。

今日、最後のシーンでどうして子供の頃のタエ子が淋しそうな顔をしたのか、ようやくわかった気がする。

やっと大人のタエ子は歩き出せたんだな。
もう、10歳の私は連れてこないから。
このセリフが関連してたのかと、一人で感心してました。

僕は、明日27歳になる。
ちょうど、タエ子と同い年だ。

30歳になったとき、この映画を僕はどんな気持ちで観るのだろう。
そして、また新たな発見があるのだろうか。

ずーっと忘れないでいたい作品の1つですw

コメント

nophoto
茶ソーダ
2007年10月20日10:06

大人になれば面白さがわかるんですか?
遙か昔妻が映画館に見に行って、この作品は妻の全く面白く無かったと言っていたので、僕も自然とこの作品はスルーしていたのです。
次回放送したときは、偏見を持たずに観てみようかと思います。

loki
loki
2007年10月20日23:38

これ、評価は見事に分かれると思いますよ。
結構アクの強い作品ですし、何が言いたいのみたいに感じるとおもしろさもないと思います。

でも、エンディングが神がかった演出で好きなんです。
これほど無音を使う演出もすげーと思いながら見てました。

次回はぜひ見てみてください。最初の30分でチャンネルを変えないで下さいねw

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